ミツバチのレメディ
右の外耳炎になりました。
耳の穴のあたりから外耳にかけて、ヒリヒリ、チクチクと痛みはじめました。
「ヘルペスだとやばいな」と思いながら様子をみていると、だんだん痛みが強くなってきて、まるで針で刺されるような痛みになりました。
痛みが強くて、手や服が少し触れただけで衝撃が走るので、何かが触れることに対して敏感になりました。
この時点でもう夜です。
耳介は痛いだけで、少し腫れているようですが、真っ赤になっているわけでもありませんし、耳の穴の奥のほうはわからないけど、水疱ができているわけでもなさそうなので、ひとまずセーフかな？
とにかくもう夜だし、ゆっくり寝よう・・・
でも、この痛みでは眠れない・・・
と思ったときに選んだのはApis.（エイピス）というホメオパシーのレメディーでした。
Apis.を一つ飲んでしばらくすると、針で刺されるような強い痛みはおさまってきて、眠ることができました。
翌朝は、チクチクした痛みは残っていましたが、良くなっているようです。
もう一度Apis.を飲みました。
それ以降、痛みはありますが普通に生活できるので、自己治癒力にまかせることにしました。
痛みは徐々にやわらいでいき、4日後には元どおりになりました。
ミツバチのレメディ Apis. （エイピス）
エイピス Apis mellifica はミツバチ（働きバチ）から作られたレメディです。
基本キットにも入っていて、ホメオパシーの抗ヒスタミン剤とも呼ばれています。
アレルギーを起こしたときにも役立つので、ぜひ知っておいていただきたいと思います。
エイピスの症状を覚えるには、ハチに刺された人の症状を思い出してください。
患部は赤く腫れて熱をもち、触られることに敏感になります。
焼けるような、針で刺すような、鋭くてズキズキ、チクチクした痛みやかゆみがあります。
熱をもっているため、冷やすことで症状は改善し、温かくすると悪化します。
これらが、エイピスを選ぶ基本的な症状です。
炎症を起こして、腫れて、刺すような、ひりひりする痛みがあるときにエイピスを考えてください。
右側に症状をおこしやすいレメディです。
セルフケアでApis.を使うとき
炎症をおこして腫れたり、むくんでいる皮膚症状
・虫刺され、ハチ刺され
・じんましん
・アレルギー
・日焼け
・帯状疱疹
エイピスは粘膜にも強く作用するため、眼、のど、口、唇、膀胱、卵巣の炎症にも使われます。
・結膜炎
・ものもらい
・膀胱炎
・右の卵巣炎
・関節炎
今回、耳の痛みにエイピスを選んだ理由は
・チクチクと刺すような痛み
・炎症がある
・右側
・触られることに敏感
であることでした。
Apis.のひと
Apis.を体質的に必要としているひとは、まるでミツバチのような人です。
・いつもせかせかと忙しそう
・落ち着きがない
・神経質でイライラしやすい
・涙もろい
・一人でいるのを嫌い、仲間を求める
・仲間をまとめるのが上手
・新参者には嫉妬や疑いを向けることがある
・暑がりで涼しい環境を好む
・喉は渇かない
ここまで書くと、どんな人？と思われるかもしれませんが、
エイピスの人はとてもチャーミングな人です。
忙しく働く割に結果がついてこないことがあるようで、
その忙しさは「実りのない忙しさ」と表現されることがあります。
耳ヘルペスについて
耳ヘルペスは、顔面神経や内耳神経の障害をきたし、後遺症を残すことがありますので、早期の病院受診が必要です。
耳ヘルペスの症状
耳ヘルペスでは
・強い耳の痛み
・耳介や耳の穴に水疱ができる
ほかに、顔面神経と内耳神経の症状を伴います。
顔面神経（第7脳神経）は顔の筋肉の一部をコントロールしています。
顔面神経麻痺がおこると、
・顔の痛み
・眼が片目だけ閉じられない
・片方の口角が下がって、飲み物が口からこぼれる
内耳神経（第8脳神経）は、聴覚と平衡感覚をコントロールしています。
内耳神経障害がおおこると、
・めまい
・難聴
などが起こります。
これらの症状は一過性のときもありますが、後遺症として残ることもあります。
できるだけ早く病院を受診してください。
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