すいみんの日によせて– 質の良い睡眠を

最近知ったのですが、「すいみんの日」というのがあるのをご存知でしょうか。

今度のすいみんの日は9月3日です。

“ぐっすり”から決められたとか。

すいみんの日は春と秋にあり、3月18日と9月3日に定められています。

健康の維持・向上に、質のよい睡眠は欠かせません。

すいみんの日の前後一週間を睡眠健康週間として、睡眠に関する知識普及や啓蒙活動を行うとされています。

睡眠とこころの深い関係

睡眠薬の話

昔からよく使われてきた「睡眠薬」の多くは、ベンゾジアゼピン系薬という種類のもので、不安を取り除く薬としても長期にわたって使用されてきました。

即効性があり、作用が強いため愛用されてきたとも言えます。

ベンゾジアゼピン系薬は、眠りを促す作用が強いのですが、翌日まで眠気がのこったり、記憶が飛んでしまうこともあります。

また、筋肉を緩める作用もあるため、ふらつきやめまい、脱力感がでてしまいます。

睡眠薬を飲んだ人が夜中にトイレに行こうとしたときに、転んで骨折してしまうことが頻発しました。

さらに、ベンゾジアゼピン系薬は依存性や耐性(薬が効きにくくなる)がつきやすいため、最近は使用が制限されるようになってきました。

 

このような経緯から、近頃では新しい作用の睡眠薬の開発が盛んになってきています。

主に

・非ベンゾジアゼピン系薬

・メラトニン受容体作動薬

・オレキシン受容体拮抗薬

が使われることが多くなってきている印象です。

新しい睡眠薬の特徴

新しい睡眠薬の特徴を見てみましょう。

・非ベンゾジアゼピン系薬は、ベンゾジアゼピン系に似た効果を持ちますが、ふらつきや翌日への持ち越し作用が少ない薬です。

・メラトニン受容体作動薬は、メラトニンというホルモンを放出させて眠りを誘います。

・オレキシン受容体拮抗薬では、オレキシンという目を覚まし続けるホルモンの働きを弱めることで眠りを促します。

 

新しく開発された睡眠薬は、従来のベンゾジアゼピン系薬に比べると眠りを促す作用は弱いのですが、依存性の心配がなく自然な眠りをもたらすとされています。

新しい睡眠薬の特徴的な副作用は悪夢

お薬の本には、副作用の項目に「悪夢」とか「異常な夢」と書かれています。

実際に悪い夢を見るようになることがあるようです。

薬の副作用といえばいろいろありますが、肝障害とか、下痢とか、発疹とかのように身体に出るものがほとんどなので、なかなか新鮮な印象を受けました。

レム睡眠が増えるから悪夢を見るのだと言われたりしていますが、睡眠の長さと夢の内容は関係はないように思います。

夢見が悪いときはどうしたらいい?

睡眠薬を使用しなくても、夢見が悪くなることは誰でもあります。

悪い夢をみるときに使う西洋薬は見当たりません。

こんなときはどうしたらいいでしょうか?

漢方薬を試してみましょうか。

 

桂枝加竜骨牡励湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

桂枝加竜骨牡励湯という漢方薬があります。

桂枝湯というお薬に、精神安定作用のある竜骨と牡励を加えたものです。

竜骨は巨大な哺乳類の化石

牡励は牡蠣の貝殻

 

桂枝加竜骨牡励湯は漢方の精神安定剤のひとつで、体質が虚弱な人の神経過敏に用いられます。

腹筋が薄くて、おなかを触ると大動脈の拍動を触れることがあります。

ドキドキと動悸を感じる人。

神経過敏や精神不安のある人。

顔色はあまりよくない人。

このような人に使われます。

 

昔からこのお薬が、悪い夢を見て困っている人に使われてきました。

夢見が悪いときは桂枝加竜骨牡励湯を一度試してみるのがお勧めです。

 

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