歯の治療にも役立つホメオパシー・ハイペリカム
ハイペリカムはアルニカと並ぶ救急レメディで、「神経のアルニカ」と呼ばれています。
ホメオパシーでは、神経が集中している体の末端のケガによく用いられます。
ケガによる神経の損傷や、手術後の痛み、頭や脊髄に影響するような傷で、ズキズキと駆けあがるような痛みに用いられます。
ハイペリカムは、神経に達する傷や神経がつぶれてしまったときなどに効果を発揮します。
アルニカは、ケガ全般に使いますが、特に出血のあるときにはアルニカを優先的に使用することをお勧めします。
こんな時にハイペリカム
指をドアで挟んだり、爪がはがれたとき
階段で足をすべらせてお尻の骨を強く打ってしまった時
ズキズキと鋭い痛みを伴うときにはハイペリカムです。
そのほか
手術、事故、刺し傷、動物に咬まれた時
痛みを和らげて、破傷風を予防するためにも有効です。
虫歯の治療のときにもハイペリカム
歯の痛みや、歯科治療の後の痛みや不快感も和らげてくれるでしょう。
抜歯などで出血をともなうときは、まずアルニカを飲んでください。
ハーブとホメオパシーレメディの違い
ハイペリカムはセントジョーンズワートというハーブから作られたレメディです。
セントジョーンズワートのエキスは、気分の落ち込みに効果がある薬草として知られていて、サプリメントとしても売らているので、ご存知の方も多いと思います。
病院から処方されているお薬を飲んでいる人がセントジョーンズワートのエキスやサプリメントを使うときは、薬の効果を弱めてしまうことがあるため注意が必要です。
ホメオパシーでは、抑うつにハイペリカムを使用することはほとんどありません。
レメディには、セントジョーンズワートの成分は残っていません。
処方薬の効果に影響を及ぼすことはありませんので安心してください。