季節の変わり目の歯の痛み
日本の春はいいですね。
甘い香りのする梅の花が春の訪れを知らせてくれて、そのあとは桜がいっせいに咲くのですよ。
そして花桃。
春を喜ばずにいられましょうか。
私たちが生活している社会でも
年度替わりの時期なので、気持ちが新たになります。
学生さんも社会人も、新しい道を歩きだす人たちを心から応援したくなります。
季節の変わり目に歯が痛む
季節の変わり目といえば、
持病というほどでもありませんが、季節の変わり目の時期に歯が痛くなることがあります。
季節の変わり目の終わり頃に、以前治療した歯がうずうず、ずきずきと痛くなるのです。
歯の痛みは私にとって「季節の交代が完了したサイン」と言えるくらいの年中行事となっています。
今までは季節の変わり目に起こる歯の痛みは、比較的鈍い痛みで、特に何もしないで、自然に治まるのを待っていました。
だいたい同じ歯が痛むことが多いので、また来たかというような感じです。
今年は今まで痛んだことのない歯が、冷たいものや熱いものでしみるようになりました。
けっこう鋭い痛みで、何も悪いことをしていないけど、なぜか後悔したくなるような痛さ・・
一週間何もせずに治るのを待ちましたが、良くなる気配がありません。
それどころか、より敏感になってきてるかも?
そのうち治まるのだろうけど、ちょっと待てないな・・
歯痛のレメディ
歯の痛みにまず考えるレメディは
Arnica(アルニカ)や Hypericum(ハイペリカム)が代表的です。
アルニカは外傷に対する基本レメディです。
抜歯後の痛みや外傷による歯の損傷、歯神経痛によく使用されます。
ハイペリカムは別名「神経のアルニカ」。
傷が神経に達するときはハイペリカムを使用します。
歯痛の基本レメディでもあります。
特に歯の痛みが神経に沿って広がる場合に考慮されます。
知覚過敏にPlantago(プランターゴ)
プランターゴというホメオパシーのレメディがあります。
オオバコという野草から作られたレメディです。
オオバコは車が通った後の轍(わだち)を好んで生えるため、車前草(しゃぜんそう)とも呼ばれています。
人や車に踏まれてもたくましく育つ、踏み跡植物なのです。
プランターゴは歯の痛みに良く使われるレメディです。
歯や耳、三叉神経に作用します。
歯の痛みは耳にまで広がることがあります。
今回の痛みは一種の三叉神経痛と考えられますから、プランターゴを飲みました。
低いポーテンシーで続けていくと、3日目くらいから痛みがやわらいできました。
よく効いてる!
痛みはまだ残っているのですが、だんだんよくなっているのがわかるので5日で中止しました。
あとは自然治癒力で治っていくでしょう。
漢方でも使われているオオバコ
オオバコは漢方でも使われています。
車前子(しゃぜんし)という生薬はオオバコの種です。
車前子は牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)、五淋散(ごりんさん)、清心蓮子飲(せいしんれんしいん)などの泌尿器系のトラブルに良く使われる漢方薬に含まれています。