傷ついた人を癒すアルニカ
アルニカ(Arnica)はケガをしたときに、とても頼りになるレメディです。
Arn. と略して表記します。
元気なお子さんを育てているママさんは、子どもに使うレメディはアルニカくらいだと、おっしゃっていました。
打ったり転んだりして、内出血を伴うようなけがをした時には、素早くアルニカをひと粒口に入れてください。
痛みを和らげて、回復を早めてくれるでしょう。
傷ついた体と心を癒す
アルニカはヨーロッパなどの高山に自生するArnica montanaというキク科の植物で、山登りをする人の筋肉疲労や打撲、けがなどの手当てに古くから使われてきました。
炎症を抑え、組織の回復を助ける働きがあるため、現在でも筋肉痛の外用薬として使われています。
アルニカは、けがによる心の動揺をケアすることによって、スムーズな自然治癒を促してくれます。
身体のけがの出血を抑えたり、痛みを和らげて治癒を促進してくれたりするだけでなく、精神的ショックやトラウマといった、心のけがからの回復も助けてくれる懐の広いレメディなのです。
アルニカは、傷ついた体と心を癒すレメディです。
もちろん、ペットのケアにも活用してください。
こんな時にアルニカを
あらゆるタイプのけがに
○打ち身や出血
○脳震とう(頭を打った)
○筋肉痛や筋肉疲労
○事故にあった
○ショックを受けている
手術や外科処置を受ける前後に
○手術を受けるとき
○歯科治療を受けるとき
○出産に
痛みや恐怖をやわらげ、術後の回復を促進します
脳出血に
時差ボケに
旅行疲れにも良いですね。
ベッドが硬く感じるような落ち着きなさを感じることがあります。
歩き回って筋肉痛になって、疲れてしまって風邪気味になってしまったときにも試してみてください。
傷ついた人は敏感になる
アルニカを必要とする人は、人が近づいてくるのを嫌い、特に触られるのが大嫌いです。
ひどい怪我をしていているのに、
「大丈夫」
「一人にしておいて」
「触らないで」
と言っていたら、アルニカをあげてください。
骨折が疑われるようなひどいけがのときは、アルニカを飲んだあと必ず病院を受診してくださいね。