目がまわるとき(Cocc.)
年をとって目が回りやすくなったように思います。
めまい発作で寝込むようなことはありませんが、ちょっとしたことで目が回ってしまうのです。
残念なのは遊園地のコーヒーカップに乗れなくなったこと。
目が回ってしばらく立てなくなってしまいます。
もれずに吐き気がついてきます。
気持ち悪い・・・トホホ (´・–・`)
画面酔い
先日、自転車にカメラを固定して旅をする動画を見て気持ちが悪くなってしまいました。
地味にガタガタ揺れて、周りの風景が通り過ぎていくだけなのですが・・
上下に揺れる動きと横に流れる動きの組み合わせが良くなかったようです。
いわゆる画面酔いです。
3D映像で起こりやすいので最近は「ゲーム酔い」とか、「3D酔い」というように言われているようです。
画面酔いは乗り物酔いと同じ機序で生じる症状です。
些細なエネルギーの乱れも体調に影響
乗り物酔いは脳の混乱から自律神経の異常が生じて起こる症状ですから、体調が良い時よりも悪いときに起こりやすいものです。
その日は、気持ちが穏やかではありませんでした。
外来を始めようとしたら、フェイスシールドをかぶるように言われたのです。
「それを付けてもらわないと、外来始められませんよ!」と言われたり・・・
相手は本気で言っているし、高圧的でとても怖い。
まあ、そのあたりはうまくやりすごしましたが、
そのあと、やはりどこかエネルギーが乱れていたのでしょう。
画面酔いを起こしてしまいました。
とにかく胃のあたりがムカムカして座っていられないので横になりますが、休んでもよくなる気配がありません。
こんなときはホメオパシーの出番です。
Cocculus (Cocc.) コキュルス
レメディ基本キットの中にコキュルス(Cocc.)というレメディがあります。
東南アジアに自生するツヅラフジという植物の種から作られます。
ツヅラフジの種にはピクロトキシンという神経に作用する毒が含まれていて、神経を麻痺させてしまいます。
昔、インドではツヅラフジの実を海に撒いて、その実を食べてふらふらになった魚を獲って漁をしていました。
また人間では、酔いを強めるためにビールにツヅラフジの実をまぜていたこともあったそうです。
これは酔うというより、ただふらふらになってるだけのような気がします。
ですからコキュルスは「ふらふらになる」症状を癒やすわけです。
乗り物酔い
コキュルスはあらゆるタイプの乗り物酔いに良いレメディです。
特に船酔いや、曲がりくねった道を通ったときの車酔いにお勧めです。
めまいや吐き気がして、食べ物の匂いをかいだり、見たり、考えただけで悪化します。
動いている船を見ただけでも吐き気がします。
横になって休むと楽になります。
看病疲れ
乗り物酔い以外にも、介護や看病で疲れ果てた人にコキュルス(Cocc.)は使われます。
自分のペースが乱れてしまったときに良いレメディです。
同情的で、家族や他人の苦しみを敏感に感じ取り、献身的な看護をして精魂尽き果て、極度の疲労状態になってしまいます。
その結果、不眠になったり、立ちくらみやめまいを起こしたり、筋肉に力が入りにくくなったりします。
睡眠不足はめまい症状をさらに悪化させます。
神経が細やかな人にみられやすく、最初はめまいや精神的な動揺といった症状が現れますが、進行すると筋肉の低下やけいれんを起こしたり、進行性の麻痺に進展することがあります。
エネルギーが乱れたら、早めにレメディで手当てをしてあげると良いですね。
レメディは自然の力で病んだ人の自己治癒力を刺激して健康に戻してくれます。